コラム
インプラント、入れ歯、ブリッジ…どれを選べばいいの?
こんにちは。
久留米市国分町の「かわの歯科口腔クリニック」です。
むし歯や歯周病で歯が抜けた時に、インプラント、入れ歯、ブリッジのどれを選んだらいいかわからずに困っていませんか?
実は、それぞれの治療ごとにメリットとデメリットがあるのです。
そこで今回は、インプラント、入れ歯、ブリッジの特徴やメリット・デメリットについてわかりやすくお伝えしていきます。
インプラント治療とは、歯を失った部分の顎の骨に穴をあけて人工歯根を埋め込み、上部構造である人工歯を装着する方法です。
● メリット
天然歯とほぼ同じキレイな見た目と噛む力を得られることが、インプラントの最大のメリットです。
自分の歯と同じような感覚で、食事や会話を楽しむことができるでしょう。
インプラントの平均寿命は10~15年ですが、入れ歯の3~5年、ブリッジの7~8年と比較して長持ちする傾向にあります。
しかも、インプラントの寿命は、ケア次第で延ばすことができます。
治療後に定期的なメンテナンスを受けて適切なケアを行えば、半永久的に長持ちさせる人もいます。
また、人工歯根を顎の骨に埋め込むため、他の歯に負担をかけないことも、インプラントの嬉しいポイント。残された他の歯を大切にしたい人にもおすすめの治療法です。
● デメリット
デメリットは、高度な技術を要する手術をしなければならないことと、まとまった費用がかかることです。
入れ歯とブリッジが保険適用でも治療できるのに対し、インプラントは保険適用外のみで、治療期間も数カ月~1年と、長くかかります。
ブリッジは、左右の歯を少し削って土台とし、3本以上の白い歯の部分が一体型になった被せ物を装着する方法です。
● メリット
ブリッジのメリットは、口内での違和感が少なく、天然歯の約60%の力で噛めることです。
保険適用内でも治療できるので費用を抑えられるのもよい点と言えます。
● デメリット
ブリッジのデメリットは、土台となる左右の歯を削らなければならないこと。歯は一度削ると弱くなるため、削ったところからむし歯になりやすいというリスクもあります。
保険適用の治療では、銀歯を使用することもあります。丈夫ですが、目立ってしまうのが残念な点です。
保険診療内の部分入れ歯は、金属の留め金を左右の歯に引っかけて義歯を歯ぐきの上に装着するタイプです。
● メリット
入れ歯のメリットは、治療期間が短いこと。手術の必要もありません。
保険適用の入れ歯を選べば、治療費を抑えることもできます。
● デメリット
入れ歯のデメリットは、金属の留め金が目立ってしまうこと、噛む力が天然歯の約20~30%に落ちてしまうことです。
違和感を強く感じる場合もあり、取り外して洗浄しなければならないため面倒に感じることも。
バネをかける歯に負担をかけてしまうのも心配な点です。
ただし、保険診療外にはなりますが、留め金のない部分入れ歯「ノンクラスプデンチャー」をつくる方法もありますので、気になる方はお問合せください。
歯を失った時の選択肢としてインプラント、ブリッジ、入れ歯の3種類をご紹介しましたが、どれがベストな治療法なのかは患者さんによります。
かわの歯科口腔クリニックでは、患者さんのお口の中の状態やライフスタイル、ご職業やご希望などトータルで考えて最適な治療法を提案します。
また、インプラントに10年間の保証をお付けしています。定期的なメンテナンスは必要などの条件がありますので、詳しくはお問い合わせください。
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